JEWEL
瑞々しいラズベリーカラーと透明感
最高級のブラジル産ルベライト
宝石の中で、もっとも多様な色をもつ宝石、トルマリン。その中でも、濃密なまでのラズベリーカラーのルースだけが、特別に「ルベライト」という名前が与えられます。ルビーのように真っ赤でもなく、淡いピンクでもない、滅多に出会うことのない鮮やかなピンキッシュレッド。多くのトルマリンがアフリカ各国で発掘される中、今回ビズーが選んだのは「ブラジル産」のルースです。それは圧倒的に色が鮮やかで透明度が高いから。今回はさらにそのブラジル産のルースの中から、濃いピンキッシュレッドの発色と抜群の透明度のものだけを買い付け。小さなルースでもしっかりと色が乗っていて、ラズベリーの果実のごとく輝くルースだけを選び抜いています。
色鮮やかなほど傷がつく
皮肉な宝石「ルベライト」
インクルージョンがあるのが一般的なルベライト。その理由は、ルベライトの色の赤色を出す化学物質マンガンが、成長中の結晶に傷をつけてしまうため。マンガンが多い程、色は鮮やかな赤になるのに、鮮やかになるほど傷が多くなってしまう、なんとも皮肉な宝石です。そのため、鮮やかな色を持ちながら、透明度が高いルベライトというのは、非常に希少価値が高いのです。けれど、今回買い付けたのは、まさに「鮮やかな色」と「高い透明度」をもつルース。毎年1万社が出展し、世界各国の宝石が集まるアメリカ・ツーソンのジュエリーショーでこそ出会えた、その類まれな美しさを、ぜひお手にとってご覧ください。
日本有数のジュエリー産地・山梨で
職人の手によって作られるジュエリー
400年もの宝石加工の伝統を誇る町、甲府。ビズーのジュエリーは、この甲府の工房で、職人の手仕事によって生まれます。1つ1つの工程に、その道30年、40年という熟練の職人たち。たとえば1300度を超える高温の炉、煙をもらすことも許されない強い酸など、地金ごとに違う特性を熟知した職人でしか扱うことのできない工程があります。ルーペで見なければわからない金属の表面までも、美しく仕上げるために・・何十もの工程を、すべて職人の手によってお作りします。